2017/11/20

Termuxの備忘録

昔書いた、
Android上で動くgccの導入
WgetをAndroid NDKでコンパイル
Android用のnkfをコンパイル
Android用のnkfをコンパイル その2
がたまにアクセスがあるので、自分の備忘録も兼ねて。

Android 5.0以上ならターミナルエミュレーターはTermuxの使用をお勧めします。


インストールと初期設定など


まずGoogle Playからインストール → Termux

使い方はTermuxのThe Termux Wikiを見ればOK

忘れがちなキーの割り当て(Touch Keyboardより)
・Volume Up + W → Up arrow key
・Volume Up + A → Left arrow key
・Volume Up + S → Down arrow key
・Volume Up + D → Right arrow key

ボリュームダウンが[Ctrl]キーに割り当てられてるけど、操作し辛いのでナビゲーションドロワーから「KEYBOARD」を長押しして、「Extra keys view」を表示しておく。(Touch Keyboardより)
バージョン 0.62から Extra keys view は Volume UP + Q で表示/非表示可能 (2018/06/24 追記)
Volume UP + Q での Extra keys view の表示/非表示は以前からあったようです(2018/06/27 追記)


Termux-setup-storage にある通り、ストレージの初期設定を行う。

あとはDebian系のディストリビューションと同じ感覚で、

$ apt update

で利用できるパッケージリストの更新。

$ apt upgrade

で新しいパッケージに更新。

以上で、Termuxの準備は完了。


パッケージのインストール


・Clang
以前はgccのパッケージがあったのですが、現在ではClangになっています。(clangのパッケージに含まれるgccはclangへのリンクになっています。)

$ apt install clang

でインストールされます。

・Wget
Termuxはbusyboxがインストールされているので、busyboxで機能が足りているならそのまま使用、機能が足りないようであれば、パッケージのインストール。

$ apt install wget

でインストールされます。

・nkf
Termuxのパッケージにはないので、コンパイルします。
nkf Network Kanji Filterからソースをダウンロードして、ファイルの展開後、config.h の

#define DEFAULT_CODE_UTF8

を有効にして

$ make

で実行ファイルが作成されます。

2018/06/16 追記
FDcloneのコンパイル、インストール方法は Termux上でFDcloneを動かす に書きました。

2 件のコメント:

  1. 初めましてkousozと申します。
    このブログは大変参考になりました、ありがとうございました。

    返信削除
  2. Oっくん、
    はじめまして。
    # タイポがあったので削除して再コメントします。(^O^)

    おかげさまで、
    nkf-2.1.4をダウンロードしてnkfが使えるようになりました。

    make すると以下のエラーがでていたので
    clangじゃだめなのかと思っていましたが、
    config.hの設定が原因だったのですね。
    nkf-2.1.3 でも問題ありませんでした。(^O^)

    nkf.c:6932:15: error: use of undeclared identifier 'LC_CTYPE'
    setlocale(LC_CTYPE, "");

    ChromebookのTermuxでEmacs(+tc2)とw3mを主に使っていますが、
    nkfが使えないので不自由していました。

    貴重な情報をありがとうございます。

    ちなみに、Chromebookの場合、インストールは以下の通りでOKでした。

    $ cp nkf /data/data/com.termux/files/usr/bin/

    返信削除